第2回 グリニッジのクリスマス

間があいてしまい大変申し訳ありません! ロンドンでの暮らしをお届けする第2回です。これが公開されるときには年が明けてしまっているかもしれませんが、本日12月20日でございます。ですので、グリニッジのクリスマスシーズンについて書かせてくださいませ。

まずはグリニッジのランドマーク的クリスマスツリーです。

テムズ川沿いに保存されている19世紀の帆船・カティーサークのツリー

 

12月になったら帆もツリーになりました

 

カティーサークの隣にある旧海軍士官学校のツリー

 

ツリーではないですが、クリスマス仕様にイルミネーションされたホテルと教会

このように街は非常に美しいのですが、実は現在のロンドン、コロナ患者数の増加により(人口は東京の6割程度ですが1日の新規患者数3000人です)、Tier4というロックダウンに限りなく近い規制のもとにあります。レストランやパブでの会食禁止、友達とのパーティー禁止、家族以外と会っちゃダメ、もちろん海外旅行はできません。

もうみんなうちにいるしかないじゃん、家をクリスマスにするしかない、というわけで、クリスマスツリー、それも生木のツリーの売り上げが史上最高を記録しているそうです。

11月末からこんな感じで道端やスーパーでツリーを売っていて、海外ドラマで観たやつ!と感動しました。

 

グリニッジの通りに出ていたツリーのポップアップショップ

 

Waitroseという大きなスーパーのツリー売り場

グリニッジではAdvent Windows(アドベントウィンドウズ)という素敵なイベントも毎年行われています。街の中心にあるSt Alfege Churchという教会が運営しており、今年で14年目。24の小学校、お店やギャラリー、一般のおうちが参加して、それぞれ窓をデコレート。12月1日から24日まで、アドベントカレンダーのように一枚ずつオープンしていくというものなんです。

今年は多くのパブやお店、劇場などがロックダウンの影響で参加を断念。一時開催が危ぶまれましたが、コミュニティの熱意で無事例年通りのスタートに漕ぎ着けたそうです。24のすべての窓が開いたら、すべて見て回るには徒歩で3時間ほど。年明けの1月3日までディスプレイされています。

 

初日、12月1日にオープンした窓

 

12月10日にオープンした小学校の窓

 

カティーサークも参加 15日にオープン

ほぼロックダウン状態とはいえ、やはり本場のクリスマスはわくわくしますね。

 


松井美緒
出版社で漫画編集を務めたのち、フリーランスの編集・ライターに。インタビュー、本・漫画のレビューをはじめ、さまざまなジャンルの記事を執筆。

 

倫敦の人

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