第3回 ブラックヒースファーマーズマーケット

ご無沙汰しておりまして恐縮です。ロンドンでの暮らしをお届けする第3回です。これを書いている今は2月21日。こちらはまだ年末から引き続きロックダウン中なのですが、ワクチン摂取が進み、新規患者数もだいぶ落ち着いてきた模様です。そろそろ規制も緩められるかなという予感がロンドナーの間には漂っています。

季節もいつの間にか春が近づいてきました。近所のお庭ではミモザが満開。ヨーロッパでは春の訪れを告げる花として知られています。っていうかミモザってこんな大きな木なんですね! 草だと思ってました(笑)。

グリニッジパークでもいろいろな花が咲き始めています。


最後の一枚はエリカといって、イギリスで春の花といえばこれ!だそうです。ブリテッシュガーデンのハイシーズンは6月なので、きっとこれからどんどん綺麗になるんでしょうね。またその頃お届けしますね。

本日は日曜日。グリニッジパークの北側にあるブラックヒースビレッジという町のファーマーズマーケットに行ってきました。

ロンドンは、あちこちにファーマーズマーケットがあります。ロンドンブリッジにあるバラマーケットが一番大きくて有名です。こちらはクリスマス直前。ロックダウン中なのでがらんとしていますが、通常は地元客と観光客で大混雑です。

バラマーケットは常設ですが、他のファーマーズマーケットはだいたい日曜日のみ開催で、ブラックヒースマーケットもその一つです。こちら本日の様子です。

ケーキ屋さん、きのこ専門店、お肉屋さん、ストリートフード、魚屋さん、いろんなお店が出店しています。結構どのお店も、ファーマーズマーケットでしか買えなかったりします。私のお気に入りは、こちらの生っぽさががめっちゃ美味しい牛乳&ヨーグルト屋さんと賞も受賞しているヤギのチーズの専門店。イギリスは乳製品が非常に安いので、いつも爆買いしています。

ファーマーズマーケットといえば八百屋さん。日本とはちょっと売っているお野菜が違います。

1枚目は、何このキャベツの下だけみたいなの?と思ったらカリフラワーでした。2枚目はいろんな種類のケール。
イギリスで南瓜というとこのバターナッツ南瓜か、白いの。淡白な味です。日本みたいな南瓜はほとんど見かけません。

芽キャベツはイギリスの代表的冬野菜です。クリスマスディナーには欠かせません。芽キャベツものすごく美味しいです。日本のより美味しいのではないかと。今日はこんな感じでバラで売っていますが、このように茎についた状態でも売っています。テーブルきたなくてすみません。

林檎もイギリス的な果物ですね。大変いろんな種類が売っています。大体小ぶりで、日本の林檎の1/2くらいの大きさです。味も酸味が強い印象。

今日はソーセージとベーコンを買いました。

こちらではスーパーでもこのように生のような感じで売っていて、肉肉しくて美味しいです。

次回は、ロンドンのスーパーについてご報告しようかなと思っています。やはり日本のスーパーとはかなり違って、とても面白いです。

最後にブラックヒースにも春が来ていました。これ梅でしょうかね?


松井美緒
出版社で漫画編集を務めたのち、フリーランスの編集・ライターに。インタビュー、本・漫画のレビューをはじめ、さまざまなジャンルの記事を執筆。

 

倫敦の人

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