Interviews | File No.12

日比藍子さん

Q1. はじめて檸檬の実を訪れたきっかけとそのときの印象は?

以前、千駄木で働いていたとき、知人に誘われてお店に行きました。そのときは、まだプレオープンのような感じでランチもやっていなくて、カウンターでパンをテイクアウトしました。イダさんのことは職場のあたりで何度か見かけたことがあったので、あっ、と思ったのを覚えています。

Q2. 檸檬の実で食べたいメニューは?

檸檬の実の賄い料理。
鯖、鯵、白身魚の昆布締め、魚の出汁、麺など。

Q3. これからの檸檬の実に期待していることは?

オンラインでおかずやパンが注文できるようになると嬉しい。

Q4. あなたが大事にしていることは?(人生、食、人との関係etc…)

美しいものを見ること。美味しいものを食べること。視界が開けるようなクリエイティブなものに出会うために労力を惜しまないこと。

日比藍子さんのファンタジーワールド

~取材おまけエッセイ~

今回ゲストにお招きしたのは、檸檬の実のウェブデザインを担当されている日比藍子さんです。

切れ長の目の凛々しいお顔立ちで、どこかミステリアスな雰囲気の日比さん。
心に静かに情熱を灯らせている印象があり、私にとって気になる存在で、いつかにがおちぎり絵をお作りしたいなと思っていました。

会食日。
はじめに、菜の花のおひたしと日比さんの好物である鯛の昆布締めが運ばれてきました。
昆布の着物をまとっているかのような鯛は品良く輝いてみえ、箸がとまりません。

タラの芽、ウド、マイタケ、スナップエンドウの天ぷらは、食材の水分と香りがギュッととじこめられ、できたてホカホカの春が届いたかのよう。

そして、魅惑の手打ちうどん。
以前、試作のうどんを味見していたイダさんを目撃した日から、メニューにうどんが出たらダッシュで食べに来ようと思っていました。

均等に細かく刻まれたネギとすりおろし生姜ののったシンプルな温かいうどん。啜っては和み、啜っては和み。疲れているすべての人に出前で差し入れたいです。

デザートには、一緒に来ていた日比さんのちいさなお子さんがはりきってイダさんとデコレーションしてくれた力作ケーキをいただきました。

ホイップクリームもいちごも花も素敵に飾っていて、スポンジケーキのあいだにはあんこもしのばせてあり、新しい味を生み出していました。
これがまたおいしくて、この子は大人になったらパティシエになるのでは? と勝手な未来予想をする時間が流れました。

さて、日比さんのファンタジーワールドについて。
お写真の中の日比さんをじっくり見つめてみると、とても優しい目をされていることに気づきました。

そして、孔雀を乗せた舟で漁に出る漁師の姿が浮かびました。腕利きのおじいさんの漁師です。
舟の舳先にいる孔雀が羽を広げた場所では、たくさんの魚が獲れるという、大漁を招く孔雀に守護された漁師のイメージです。
日比さんの遠い先祖のおじいさんが日比さんへ愛を送っているような気がして、ついこのような妄想が膨らんでしまいました。

※「たべる人」は、次回ついに最終回です!

 

たべる人 日比藍子さん
David ByrneCANが好き。


構成・ちぎり絵:渡辺えみ
https://emiwatanabe.com

たべる人

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