ずいぶんながく仲良くさせてもらっている若者2人がいる。彼らが芸術を学ぶ大学へ行っているときに知り合った。知り合ってから、よく夜営業やイベントのアシスタントとして手伝ってもらった。彼女は陶を彼は木をつかう作家になっている。卒業して何年か経つ。3月のある日、ふと彼女に檸檬の実の器を作ってくれないかと依頼した。私の気に入りの茶碗がある。あめ釉で薄くたっぷりと深いのに高台がキュっとしまっているから華奢にみえる。無駄に膨らんだりカーブのない、なんとはない雰囲気がほかにはない。日本のものでもないから、そこらを歩っていても、雰囲気が似ているものとはなかなか巡りあえない。なので、作家である人に失礼かもしれないと思いつつ、全部話して快くオーケーしてくれて
まずは、試作を頼んだ。メジャーを忘れてきたというのでメジャーを貸し、写真を何枚か撮ってくれました。サンプルとして茶碗は持っていかなかった。彼女のアトリエの窯が今こわれているが修理が済み次第とりかかること、にしても、そんなに時間はかからず4月下旬には持ってこられると言ってくれた。確かになかなか見ないサイズだけど、といいつつも簡単に作れるというニュアンスで楽しみにまった。4月30日にメールが来た!内容はまだ窯の修理ができておらず、別の場所をかりて試作にとりかかるから6月の中旬になると謝られた。上手くいく話はサラっとスムーズにすすむもの。色んなことがありますから、わたしにもだんだん見えてきます。
さて6月の今日
彼女と彼は2人揃ってやってきた、日にちは決まっていたが何時に来るのかわからない。それに対してメールもない。やってきた2人にそれを思っている素ぶりもない。紙袋をさげた2人はただしょんぼりしている様にみえる。きっと見るまでもないものを持ってきたのだと思った。紙袋から器を出すまえから、何十個もつくったけれど、その中で近いかなと思うものを持ってきたと、もう忘れたが長い言い訳を聞かされた。10個あるかないか、昨日の夜、彼と2人でセレクトしてくれたそれは、手にとる必要が無いほど別物だった。ださいと言った。この流れすべて含めて、器にむけださいと言った。オーダーって2、3回試作を繰り返してしていくものだと言われた。出来ないわけがない、出来るはずだからもう一度試作をしたいと。7月の第二の試作を見せてもらう日程を決めるのにも、時間がかかり、展示がいくつも入っているそうで、なんだかしんどそうに見えたので
もういいとこの話はやめましょうとした。でもうんとは言わず別物を見つめてうなっている。
そして彼女は、自分の中の負けず嫌いがでてきてしまい、やりきりたいと言った。 完
はい、長々お読み頂きありがとうございました
おとなの皆様には色んな読み方があるとおもうのです
私はおとなになりきれてないのでダメなことははっきり伝えましたしカッコ悪いなと思いました
器の件はキャンセルし、彼女は悔しかったのでしょう泣きました。
私は彼女に器をオーダーすることはもうないでしょう、でもそれは器ができなかったからではありません。そして彼女は負けず嫌いではありません。
別の話
27歳のメイクのお仕事をするお客さんがいます。
彼女は化粧水の蓋を直ぐにしないことを学生の頃、先生に厳しく注意をされた。
うるさがる他の子がいるなか
彼女はハッとしたそうだ
化粧水の中の大事な成分が揮発してしまう
私は何でこんな事も気づけなかったのだろうと思ったそうです。
料理教室に初めて参加してくれた時も、静かに話をきき黙々とやってる
いざ、タイマーで3分はかってください
と
私は突然いうんです。
大抵の人はバタつきます。
いつまでもタイマーできない人もいる。
彼女は違いました。
パッと3分スムーズにタイマーしていました。
撮影やあとどのくらいで等
いつも彼女の中には時間があるのでしょう
私もこんな風になりたいとおもいました。
30歳の陶芸家よ
あなたに足りないものはなんですか?
まずは、試作を頼んだ。メジャーを忘れてきたというのでメジャーを貸し、写真を何枚か撮ってくれました。サンプルとして茶碗は持っていかなかった。彼女のアトリエの窯が今こわれているが修理が済み次第とりかかること、にしても、そんなに時間はかからず4月下旬には持ってこられると言ってくれた。確かになかなか見ないサイズだけど、といいつつも簡単に作れるというニュアンスで楽しみにまった。4月30日にメールが来た!内容はまだ窯の修理ができておらず、別の場所をかりて試作にとりかかるから6月の中旬になると謝られた。上手くいく話はサラっとスムーズにすすむもの。色んなことがありますから、わたしにもだんだん見えてきます。
さて6月の今日
彼女と彼は2人揃ってやってきた、日にちは決まっていたが何時に来るのかわからない。それに対してメールもない。やってきた2人にそれを思っている素ぶりもない。紙袋をさげた2人はただしょんぼりしている様にみえる。きっと見るまでもないものを持ってきたのだと思った。紙袋から器を出すまえから、何十個もつくったけれど、その中で近いかなと思うものを持ってきたと、もう忘れたが長い言い訳を聞かされた。10個あるかないか、昨日の夜、彼と2人でセレクトしてくれたそれは、手にとる必要が無いほど別物だった。ださいと言った。この流れすべて含めて、器にむけださいと言った。オーダーって2、3回試作を繰り返してしていくものだと言われた。出来ないわけがない、出来るはずだからもう一度試作をしたいと。7月の第二の試作を見せてもらう日程を決めるのにも、時間がかかり、展示がいくつも入っているそうで、なんだかしんどそうに見えたので
もういいとこの話はやめましょうとした。でもうんとは言わず別物を見つめてうなっている。
そして彼女は、自分の中の負けず嫌いがでてきてしまい、やりきりたいと言った。 完
はい、長々お読み頂きありがとうございました
おとなの皆様には色んな読み方があるとおもうのです
私はおとなになりきれてないのでダメなことははっきり伝えましたしカッコ悪いなと思いました
器の件はキャンセルし、彼女は悔しかったのでしょう泣きました。
私は彼女に器をオーダーすることはもうないでしょう、でもそれは器ができなかったからではありません。そして彼女は負けず嫌いではありません。
別の話
27歳のメイクのお仕事をするお客さんがいます。
彼女は化粧水の蓋を直ぐにしないことを学生の頃、先生に厳しく注意をされた。
うるさがる他の子がいるなか
彼女はハッとしたそうだ
化粧水の中の大事な成分が揮発してしまう
私は何でこんな事も気づけなかったのだろうと思ったそうです。
料理教室に初めて参加してくれた時も、静かに話をきき黙々とやってる
いざ、タイマーで3分はかってください
と
私は突然いうんです。
大抵の人はバタつきます。
いつまでもタイマーできない人もいる。
彼女は違いました。
パッと3分スムーズにタイマーしていました。
撮影やあとどのくらいで等
いつも彼女の中には時間があるのでしょう
私もこんな風になりたいとおもいました。
30歳の陶芸家よ
あなたに足りないものはなんですか?