洞爺湖の中へ行く

アイヌの人の言葉
トーは湖、ヤは岸
湖の四つある無人島の大島へフェリーでむかう

カモメが飛んで飛んで飛んで
大島の岸に到着
1時間のトレッキングへ
walden店主はムーミンが出てきそうだ
北欧の森だとはしゃいでいた
手の皮が剥けてもバスケットをぶらさげ
お洒落をしている、すごい人だ
ウッドチップか敷き詰められており
整備された道から外れたらしいが
構わずあるいている
フェリーのアナウンスも人の声も
そのうち聞こえなくなる
コースは間違っていないはずだが
目指している場所は出てこない
森は美しい
見渡すかぎり美しい
いきなり目指している場所が現れた
なぜか木が枯れてしまった場所
大平原
何処にいるのかわからなくなる
フェリーで洞爺湖の外側から
真ん中にある一番大きな島にきて
今1時間のトレッキング中だ
何度も頭に思い描かなければいけないような
そんな気がしてしまう
大平原だ
平原は広くどう歩いても良いくらいなのに
最短の道をつくり後にした
写真はたくさんとった
とったのに日記になぜか載せられない
載せようと何度も試みたが
もうやめた
ぜひ、ご自分で行ってみてほしい場所だ
引返しやっと日常の音が聞こえてきた

トレッキング中はわからなかった
青空が広がりすぎていて幸せに思った
知らなくてよいこともたくさんある
帰りのフェリーを待つあいだ
おもいおもいに過ごした
walden店主は暑くないのか日焼けしたいのか
陽射し降り注ぐ流木に座っている不思議
私は大きな木の下に。

ここにずっといたいと思う場所では
アッというまにフェリーがくる
大島の岸はキラキラ輝く水辺
白鳥に魚もみえる
１１万年前噴火してできたカルデラの水たまり
不思議なことがつまったトーヤだった